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2004年08月24日

エレベーターにて(日系企業の・・・)

お山羊の職場は人民広場という上海の中心地で、シンガポールの華僑資本による新築オフィスビルの一角にある。
で、ここのエレベーターがまた使いにくいシロモノで、低層階用/高層階用と分かれているのだが、更にその中でも、特定階に止まるモノ/止まらないモノが有る。
「特定階に…」という点で、仕様的にも美しくないのだが、それをカバーするべき誘導表示もイイカゲンで、案の定初めて訪れる人間はほぼ乗り間違いを起こしてしまうのだ。
こういう時、止まらない階のスイッチを「なんじゃこりゃ~!?」「壊れとるがな~!」と大騒ぎしながら連打するのが中国人。一方外国人と思しき連中は、ボヤきつつもサッサと諦めるのでこれがまた分かり易い。

今日もまた一人、顔のクドイおっちゃんが、止まらない20階を押して(ん?)という顔をしていた。
挙動から察するに日本人だろうと思ったので「一旦2階まで戻るか、19階から階段ですよ。」と話しかけてみれば、案の定おっちゃんは日本人。「あ、そうなんですか~。有難うございます ^^」と答えが返って来た。
「あのぉ・・・こちらは日系の企業さんが沢山入ってらっしゃるんですよねぇ?」とおっちゃん。
「沢山って程でもないですが、何軒かはありますね~」
「そうですか。実は本日ワタクシ営業に参りまして・・・」
「はぁ、お疲れ様です。」
「キャバクラなんですけどね^^」とおっちゃんが名詞を取り出す。
「げふっ!!」おっちゃんの名刺は上海でも有名な日本式カラオケクラブ(*1)のものだ。
「あ、キャバクラさんでしたか~w; 」
等とやってる内に職場のフロアに到着。
「じゃ、失礼しま~す。」とその場を後にした。

-しかし考えてみれば、直接事務所に営業を掛ける水商売というのも大したものだが、それを堂々真っ昼間から受付ている会社に対しても「何だかな~」と呆れたりして・・・。
「商社とかってこんなモノなのかも;」と納得する反面、「真面目に仕事しろよな~」と上海に於ける日系企業のチョットただれた側面を見た気がした。

(*1)日本語の多少出来るお姉ちゃん「小姐(しゃおちぇ)」と酒を飲んだりカラオケを歌ったりするトコロ。
店によっては相当キワドイ盛り上がり方も許容されており、中国の駐在員は100%こういう場所のお世話になる。
お山羊もアテンド等でお世話になることがあって、件のお店は・・・結構 (・∀・)イイ!!

投稿者 お山羊 : 2004年08月24日 19:49

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